葬儀の事前相談とは?実例を挙げてご紹介します
お気軽にご相談してください、お問い合わせはこちらからと書いてあるけれど、実際のところ電話をしても「何を話して良いか分からない」「どんなことを聞かれるのかがわからない」など相談のやり方が分からなくて困っている方もいらっしゃると思います。
電話が苦手な方、伝えるのが苦手な方のお役に立てたらと思います。
自分でもわかっていないことを伝えるのってすごく嫌な気持ちになりますよね。
私自身、意味が分かっていないことや把握していないことを話すとなると非常にハードル高く感じてしまいます。
聞かれる内容が分かっていれば怖くないですよね
今回はそのようなお悩みをお持ちの方にぴったりの内容になります。
どういう事を相談するの?
手順1.電話をする
まず連絡を入れます
「ホームページを見て連絡しました。葬儀のことで相談です」
と切り出しましょう。葬儀の事で相談なんだということをまず初めに伝えます。
「身内の者が入院しておりまして、少し危ない状況になってきたので事前に話を聞きたいと思いました」というご相談はよくあることです。
葬儀屋さんから質問がきますのでそれに答えていきましょう。
手順2.状況を話す
「対象者の方はどなたのことになりますか?」
→父のことです
まずは対象者が誰になるのかをはっきりさせましょう。
なぜなら対象者との関係性によっては使える式場に条件がでてくる可能性があるからです
何より対象者が誰なのかをはっきりすることで話に具体性が出てきます。
お父様のお住まいはどちらになりますか?
→所沢市です
お住まいを確認します。なぜなら住所地によってご提案できる式場が変わるからです。
式場が変わる=どこで葬儀を行ってどこで火葬をするか です
葬儀を考える上で「火葬」を行う場所から逆算していきます。
お父様はどのような状況でいらっしゃいますか?
病院で入院中でしょうか?施設に入られていますか?ご自宅で療養中でしょうか?
→病院で入院しています
病院は近くの病院でしょうか?どの辺りの病院でしょうか?
所沢市内の病院です
対象者の方が今どのような状況なのか?によって万が一の際の対応が変わる可能性があるからです。
病院であれば病院へのお迎え、施設であれば施設でお看取りなのか、それとも緊急搬送されて病院で最期を迎えられるのか。自宅で療養中であれば自宅でお看取りなのか、病院に搬送されるのかなど事前に決めておくことで慌てる必要がなくなるからです。
手順3.流れを聞く
まずご葬儀の流れを説明してくれます。
- ご臨終となるとお医者さんが死亡診断を行います(死亡診断とはなくなりましたという証明のことです)
- 看護師さんがお体を綺麗にしてくれます(管を抜いたり、出血をとめたりなどです)
- その間に葬儀屋さんに連絡をしてお迎えの車を手配してもらいます
- 病院から出発し、お住まいのご自宅もしくは自宅以外の安置所に安置します
- お葬式の打ち合わせを行います
- 葬儀の日程を決めたりどのように行うのかを決めていきます
- 葬儀の日程が決まり次第、親族に連絡を入れます
- 翌日以降、故人を棺に納める納棺式を行います
- 通夜→葬儀→火葬の流れとなります
- 火葬が終わり次第、ご自宅にお遺骨が戻られ49日まで供養を行います
ここまでが一連の流れとなります。
手順4.決めておく事を聞く
今のうちに何を決めておくと良いでしょうか?
今のうちにできることはありますか?
という質問をしておくと良いでしょう
今回の状況ですとまずは所沢市内の病院にお迎えにあがります。
病院から安置所に安置します
安置所は近隣の安置できるところになります。
お葬式の事を決めるにあたり、まず納骨先の確認をします
菩提寺がある場合
お寺にお墓があります。お寺は所沢市内にあります。
○○というお寺です。
ではご葬儀の時には連絡を入れて頂く流れとなりますので今の内に連絡先を控えておいて下さいとなります。
菩提寺がない場合
→お墓は霊園にあります
付き合いのあるお寺様はいらっしゃいますか
→特にありません
であれば当方でお寺様を紹介致します
という流れになることが多いです
ちなみに葬儀に集まる人数はどのぐらいになりますか?
→父から見ると連れ合いの妻、息子である私と姉が一人います。
私も姉も家族がいます。ひと家族4人ずつです。
父の兄弟は2人、母の兄弟が1人、私の妻のご両親も健在、姉の旦那の両親も健在です
ご親族として16~20名くらいの想定になりますかね
お住まいの近所の方々には、葬儀のお知らせはされますか?
どのように生活されていたか分かりますか?
→父と母で二人暮らしだったので母の方が近所付き合いが多少あったみたいです。
そうでしたか、であればご近所の方との関係性もあるので最期にお別れをしたいという事もありそうですね
最近だと身内だけで行うので葬儀の参列はご遠慮くださいとされる事もありますが、まずは声をかけて亡くなられた事実を伝えておく方が良いと思います
来る来ないは相手方に任せるとして、お知らせしておいた方が良いです。息子さん方が知らない関係性もあるかもしれないからです
もし呼ばないとしても事実は伝えておいた方が良いと思います
ご家族の方は皆さん、お住まいはどのあたりですか?同じ所沢の方ですか?
→都内とさいたま市あたりです
葬儀を行う斎場や火葬場の事ですが、お父様のお住まいが所沢市となるので所沢市斎場という所沢市で運営されている斎場があります。そこで葬儀を行うこともでき、火葬場も併設でありますので一ヵ所で全てを執り行うことができます。
所沢市斎場はご存知でしょうか?
→聞いたことがあります。たぶん家族も知っていると思います
所沢市斎場の予約や火葬場の予約もすべて私たちが行いますのでご安心下さい
後は写真の準備をお願いします
お写真は携帯やスマホの写真でも可能です
最近だとお孫さん達がもしかしたらたくさん撮られている可能性もあるので、一度お話ししておくと良いと思います
もしよろしければ事前に何枚かお写真を頂ければ一緒にお選びすることも可能です
あとは一緒に棺に入れるものです。いわゆる愛用品です
お好きな食べ物を入れることもできます。燃えないものだけご遠慮いただいております
燃えないものとして代表的なのは眼鏡や腕時計です。
手順5.整理してもらう
今までお伺いした内容で整理しますと、
という流れになります
なんとなくイメージが出来ましたか?
手順6.費用の事を聞いておく
後は人数を教えていただいておりますのでお見積もりを立てさせていただきます
ちなみにざっくりですが、基本プランがホームページに載っている通り事前にご相談頂いたので319,000円
料理やお返し物が人数によって変わります。一人当たり3,500円くらいの計算が良いと思います。
斎場の利用料関係ですが、所沢市斎場は56,360円です
お寺様のお布施は目安ですが20万円です
詳しくはお見積書が出来上がり次第、郵送もしくはメールでお送りします
もしすぐに分かる方がいいと思うので本日中に出来上がり次第でメールで送ります
携帯番号をお伺いできますか?
ショートメールを送りしますのでアドレスを送っていただければと思います
ここまで葬儀の流れとある程度の費用のお話しをさせていただきました。他に気になることやご質問がもしございましたらご相談ください。
同じ事を何度聞いていただいても構いません。一度で理解する方が難しいと思いますので、ご家族の方が集まる時に改めてお話しすることも可能です
まとめ
以上が葬儀の相談例です。内容はご家族様によって異なりますが、葬儀の流れ・準備するもの・費用をメインにお話をすることが多いです。一度で理解することも容易ではないので繰り返し整理しながらお話を致します。「身近なところでこういう話を聞いたけど実際どうなんですか?」というご質問にもお答えしております。
また、仏心葬祭では何度でも同じことを聞いて頂いて構いませんのでご安心ください
どんな内容を話せばよいかが分かれば相談がしやすくなると思います。
参考にしながらどうぞお問い合わせください。