独居で亡くなり家族が受け入れ拒否の場合はどうなるのか?
独居とは?
家に一人で暮らしていることです。一軒家、マンション、アパートなど独りで居住していることです。
独居で亡くなるとは?
一人でお亡くなりになる事です。
心筋梗塞や脳梗塞など急な発作のため、助けを呼ぶことができずお亡くなりになる事です
誰かが気づくまで見つかることはありません。
発見する方は、家族、兄弟、隣人、ヘルパー、ケアマネ、アパートの大家、民生委員の誰かになります。
具体的なケース
お亡くなりになられたご本人の職場から「ここ数日職場に顔を出していない」とお兄さんに連絡があり、心配になったお兄さんがアパートに行くと倒れているところを発見しました。
明らかに息をしておらず、時間が経っている状況だったので警察に連絡を行い、近くの警察署にご遺体が運ばれました。
ポイント
独居の場合、いつも会っている人が気がつかないとわからない場合が多いです。
お仕事をされている場合は上記のケースのように職場から連絡があり、分かることがあります。
お仕事をしていない場合、出入りする方(ヘルパーさんやケアマネさん)が訪問した際に応答がないことから発見に至るというケースもあります。
日ごろから独居の方と連絡が取れる環境(生存確認が取れる)を作ることが大事になります。
亡くなった後は何をするのか?
独居で生活されていても、身寄りが全くない人は稀です。
家族が既にお亡くなりになられていると、親の兄弟もしくはその子供(甥や姪)が相続人になる事から身元引受人を求められることになります。
お亡くなりになっていることから、ご逝去後の対応を行わなければなりません。
ご逝去後の対応としては、ご遺体の引き取り→葬儀場(火葬場)の予約→死亡届の提出→火葬などを行います。この一連の流れは葬儀屋さんが全部行ってくれます。
その後の事も行う必要があります。
ご遺骨の埋葬、住居の片付けや解約、ご本人の事務手続き(公共料金のストップや年金、預貯金の払い戻しなど)を行います。
こちらの内容については専門家に頼らず自分で行うことができます。
埋葬についてはお寺や霊園に相談、片付けは片付け屋さん、事務手続きは行政書士さん等、相談先がバラバラになります。
そのような時にも仏心葬祭にお任せください。
仏心葬祭は葬儀後の実務も対応できる葬儀屋さんです。
家族が受け入れ拒否とは?
今まであまり面識のなかった人の後始末をするにあたり、「時間をかけられない」「責任が持てない」などあまり前向きでない方もいらっしゃいますので、受け入れ拒否(携わりたくない)という事が起きます。
家族が受け入れ拒否となると、誰がその後の事をやるんだ?という話になります。
誰かが動かなければなりません。
まずは火葬を行います。
なぜ火葬を行うのかの言うと、お体がある限り、腐敗は進むからです。
腐敗を止めるためにドライアイスや保冷庫と呼ばれる施設を使用します。
保冷するためにも費用はかかります。
そのため亡くなられた後から火葬が終わるまでの期間は短い方が良いです。
また、死亡届には必ず申請者が必要になります。
誰もいない場合は、住居の大家さん、病院で亡くなると病院長、施設で亡くなると病院の施設長、管轄の福祉事務所長に申請者になってもらいます。
受け入れ拒否という事は大体の場合、ケースワーカーさんが関わっている案件になると思います。
ケースワーカーさんがOKの判断を出してくれれば葬儀屋さんがお遺骨にするまでの業務を行います。
結論
亡くなった後に受け入れ拒否になると、受け入れてくれる人を見つけるまで時間がかかります。
亡くなる前に(容態が変わる前に)万が一の際は誰が身元引受を行うのかを確認しておくことをおすすめします。
もしくは受け入れ拒否をするのであれば早い段階で伝えておくべきです。
身元引受人や緊急連絡先がなくてお困りな方はご相談ください。