良いお別れは葬儀社選びから~後悔しない5つのポイント
大切な方とのお別れは、気持ちよく後悔のないセレモニーにしたいと誰もが考えていることでしょう。
しかし、世の中には葬儀社選びをしくじってしまったことから、気持ちの良いお別れができなかったと感じていらっしゃる方もおられます。
もしあなたが、これから必要になるかもしれない葬儀について考えておられるのなら。もしくは、今すぐ探さないといけない状態にあるのなら。
ここから先でお話する内容をご覧ください。きっとあなたの大切な方とのお別れに役立つと思います。
目次
1: 良い葬儀社選びは生前から
良いセレモニーは良い葬儀社選びから始まっています。
しかし、中には残念なサービスしか提供できない葬儀社を選んでしまったため、セレモニーの内容と料金が不釣り合いだったり、参列者への対応が良くなかったりして、ゆっくりとお別れができなかったというケースもゼロではないようです。
そこで、「今すぐ葬儀をしないといけない」ということではない場合、ご存命の時から葬儀について考えておかれると良いでしょう。
あらかじめ何件かの葬儀社へ訪問いただいてもいいですし、電話やメールで問い合わせて葬儀社の担当に訪問してもらってもいいでしょう。
どちらにしても、2~3件の葬儀社と話をし、どのような段取りになるのか、どのようなレスポンスで対応してくれるのか、料金などについても目安になりますが知っておけると、いざというとき焦って残念な葬儀社を選ばなくて済みます。
ただ、日本ではまだまだ「葬儀」についての話は心理的な抵抗が強いこともあり、ご存命中に話をすることは簡単ではないかもしれません。
しかし、ご存命中の冷静なときこそ、こういった突然の事態について親族で話し合っておき、どういったところへ頼むのかを決めておければ、それは残された方たちへの「最後に役立つこと」にもなるのです。
2: 良い葬儀社を急いで選ぶときの注意点
葬儀社を選ぶとき、急ぎで選ばないといけないこともあります。
こういったとき、親族のほとんどは冷静な状態ではないですから、病院や施設から紹介された葬儀社へそのまま依頼することが多いです。
これはこれで良いのです。ただ、ポイントとして大切なのは、あなたが「良いお別れができそうか」ということです。
どうしても急ぎで選んでしまった場合、あとになって
- 料金が高かった
- 寄り添った対応をしてもらえなかった
- バタバタしただけで、ゆっくりとお別れできなかった
というような後悔も出てきやすくなります。
そこで急ぎで選ばれる場合には、次の点に注意しておいてください。
- 斎場(葬儀場)よりも葬儀社を先に選ぶ
- ご遺体の安置と葬儀は別でも問題ない
- 冷静でないときだからこそ、ゆっくりと落ち着いて話を聞いてくれる
ちなみに仏心葬祭の場合ですと、私自身が最初から最後まで担当させていただきますし、お寺に通って修行をしているため仏事の専門家であり、そしてお気持ちをくみ取り和らげることの大切さも理解しておりますので、急ぎの場合でもゆっくりと後悔のないセレモニーを行っていただけると思います。
3: 良い葬儀社を選ぶ5つのポイント
それでは、良い葬儀社を選ぶポイントについて見ていきます。
今では、このページに訪問いただいたように、インターネットを使うと簡単にお近くの葬儀社を見つけることができます。
従来のようにタウンページや口コミだけで見つけないといけないわけではありませんので、次からお伝えするポイントをご理解いただきながら比較して選ぶようにしてください。
3.1: 葬儀社の特徴を知る
葬儀社には特徴があります。
- 大手の葬儀社 → テレビCMを行っているようなところ
- 中規模の葬儀社 → 地域に強くチラシなどでアピールしているところ
- 地元に根付いた葬儀社 → 規模は小さいが小回りが利く
- 病院や施設の紹介 → 提携関係によって変わってきます
大手の葬儀社さんの場合、斎場(葬儀場)を自分たちでもっています。また、立地条件の良いところに建物があったり、少し郊外なら広い駐車場が完備されています。
従業員も数十人以上いますので、行っている葬儀件数が多いです。このような特徴があるため、安心信頼されやすく大手の葬儀社をご利用になる方も多いのですが、どうしてもお値段が高めになってしまいがちです。
当然のことですが、従業員が多いということは人件費が必要ですし、テレビCMを流しているということは多額の広告費を使っているということです。また自分たちで斎場を持っているのですから、設備に関する費用も常に必要と言うことです。
こういった一連の費用が葬儀代金にも含まれてくるため、同じ規模や同じような葬儀を行ったとしても、中規模や地元の葬儀社より割高な印象になってしまいます。
つづいて中規模の葬儀社の場合、従業員が10名くらいのところも多いので、大手さんよりは費用がかかりません。そのため葬儀代金は大手さんよりも若干低めになることが多いです。
ただし、中規模の葬儀社さんの中には、良い葬儀社さんもあれば、残念な葬儀社さんも混ざっています。
3つ目の地元に根付いた葬儀社ですが、これは仏心葬祭など小さな葬儀社にあたります。
一人でやっていることが多いため、小回りも利きやすく葬儀代金も低めになります。
社葬や大きな葬儀でなく「家族葬」をお考えなら、この規模の葬儀社が良い選択だと思います。
最後の病院や施設からの紹介ですが、これは判断が難しいところです。
どこの葬儀社と提携しているのかによりますので、良い悪いの判断が難しいのです。まずは葬儀社候補の中の1つとして話をお聞きになるのが良いかと思います。
3.2: 葬儀の規模や宗派をチェック
葬儀は規模や宗派にも注意が必要です。
葬儀へ訪れる方が多いのなら、斎場も広い方がいいですし、対応してくれる社員さんも多い方が良いですから、大手さんや中規模がおすすめになります。
反対に、静かに家族だけで見送りたいという場合は、地元に根付いた小さな葬儀社が良いでしょう。
バタバタせず、ゆっくりとお別れしやすいですし、あなたに寄り添った対応を一人の担当者が行ってくれることが多いため、気兼ねなく最後の時間を過ごすことができるはずです。
そして宗派ですが、葬儀社によっては宗派によって難しいこともあります。ここは相談するとき、先に確認しておきたいところです。
3.3: 葬儀の見積もりは明確か
葬儀の見積もりは後からトラブルになりやすいところです。
ですから、最初に見積もりが出てきたとき、明確に細かく書かれているのか確認するようにしてください。
あなたが難しい場合は、親族の中で比較的冷静な方へお願いしてもいいでしょう。
残念な葬儀社の場合、追加追加追加で見積もりが意味をなさないこともあります。
3.4: 葬儀の担当者は変わらないか
ここ、大事なところです。
担当した人は「大丈夫です」と言っていた。見積もりを見ると「入ってない」。担当した人が「何とかするんだろう」と思っていたら、支払うときになって大丈夫じゃなかった。
こんなことが起こらないためにも、葬儀を相談するときから最後まで担当者が変わらないのが理想です。
バタバタしているときですから、同じ人に最期まで面倒を見てもらえた方が安心ですし、話の行き違いもなくなり気持ちよくお別れができます。
3.5: あなたが信頼できそうと感じるか
この雰囲気は大切です。
バタバタしているときでも、冷静さが下がっているときでも、この直感は働きます。
いくらいい話であっても「この人は儲けだけだな」と感じたなら、それは選ばない方がいいでしょう。
反対に「口ベタだけど、任せたいな」と感じたなら、話を前に進める相手だということです。
信頼できそうかどうかに論理的なことはありません。あなたのこれまでの経験や価値観によって変わってきます。
もし、仏心葬祭のわたしがお会いした場合でも、信頼できそうと感じていただける方もいらっしゃれば、そうは感じていただけない方もいるのは当然のことです。
良い葬儀とは、あなたが気持ちよくお別れできる時間を持つことです。
あなたが感じた「信頼できそう」を信じてあげてください。
4: まとめ
良い葬儀社を選ぶポイントについてお話しました。
今はインターネットでも簡単に探すことができますので、大手の葬儀社だけが選択肢ではありません。
今回お伝えした内容を参考にしながら、あなたのお近くの葬儀社を選んでいただきたいと思います。
もし、お近くに相談できそうなところがないという場合は、仏心葬祭のお問い合わせからご相談ください。
葬儀のプロであり、仏事の専門家、終活カウンセラーでもある私自身が、あなたのご相談にお答えさせていただきます。